願いをこめて、乞巧奠

2012.06.11(Mon)

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先日の、七夕のはじまりのお話で登場しました、
中国で、技芸の上達を願って行われた「乞巧奠(きっこうでん)」という風習。

キッコウデン・・・なにやら難しい漢字ですが、ばらせば簡単。
「乞」は、お願いすること。
「巧」は、”巧み”美しいものを作り出す技やはたらきのこと。
「奠」は、”祀る”神様をあがめること。
七夕の日に短冊に願い事を書いて笹の葉にかけますが、その原型に
なったとも言われています。

乞巧奠
こちらは、伝統をイメージした、乞巧奠。

もとは中国の行事で、唐の時代に牽牛と織女を祭るやぐらを庭に建て、
野菜や果物、お酒などを供え、五色の糸に針を通して裁縫の上達を祈っていたそうです。
日本では、奈良時代に持統天皇が夫の天武天皇をなくした寂しさから、織女に同情を寄せ
星合わせの宴席を設けたり、孝謙天皇という女性の天皇が技巧や芸能の上達を願って、
「乞巧奠」を行ったと言われています。

乞巧奠2

その後、この習慣は宮中に広まり、養蚕や裁縫の仕事を司るとされていた
「織女星(ベガ)」が輝く七夕の夜に、宮中の女性達がお供え物をして、
機織やお裁縫が上手くなる事を祈るお祭りとなったそうです。
それから暫くして「星伝説」の主役になった二人に因んで、
男女の良縁を祈る意味も加わったそうです。

そうして「乞巧奠」が「祭り」に変化して定着する平安時代には、
宴や相撲大会が開かれたり、室町時代になると「織女祭り」という名で
宮中行事の一つになりました。
江戸時代になると、芸事や手習いの上達を願う部分がフォーカスされ、
字の上達を祈る風習ができ、その後願い事を短冊に書いて笹の葉にかけるという
現在の七夕の形となっていったそうです。

と、いうことは笹の葉の願いごとで時々見かける
「結婚できますように。。」や「サッカーがうまくなりますように。。」はOK!
「宝くじがあたりますように。。」は七夕の願い事としては、叶わぬ夢なのかもしれませんね。

七夕の日は、ご家族で短冊に願い事を書くご家庭も多いと思いますが、
今年はおうちの中に乞巧奠を作ってみては、いかがでしょうか。
乞巧奠3

笹の葉のたもとには左から、芸事の上達を願う琵琶(こちらは販売可能です。¥10,500)、
水盤に梶の葉、梶の葉を模した飾玉(¥5250)、五色の絹糸をシルバーの二入子膳(¥10,500)に。

琵琶の部分には、お子様のサッカー上達を願うなら、サッカーボールでもよいのです。
水盤は、深くて大きめのお皿にお水をいれるだけで梶の葉がなくてもOK。(それはまた、別の機会に。)
梶の葉の飾玉には、厄除けとなる五色の飾ひも。(五色の話も、別の機会に!)
これだけあれば、大丈夫!

ぜひ、今年は皆様の七夕に願いこめた乞巧奠を作ってみてください☆


【参考文献】
本:淡交社 山本三千子著 「暮らしの室礼十二か月」
 *”マンションでの「和」の暮らし提案の本で、
  設えの写真も、文章もとにかく美しくてステキです!
URL:http://tanabata777.com/ の「七夕のすべて」
 *考古学や、民俗学を学んだ方のサイト。
  とても詳しくて私も始めて知ることがたくさんでした。
  青森のねぶた祭りや、秋田の竿灯祭りが、七夕行事だったとご存知でしたか?
  詳しくはぜひ、ご覧になってみてください!


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